2月24日から続いているウクライナ侵攻ですが、私の生徒にもいろいろな立場の人がいます。
反戦運動に参加して拘束されないか案じている生徒もいたり。
ソ連時代に戻るんだったら御の字で、その時代に戻りたいとか言っている生徒もいたり。
私が個人授業で受け持っている20代後半の生徒さんがいます。その生徒さんはほぼプーで看護師の母親の収入だけで暮らしていて、週に3回も日本語の授業を入れるという、まあ不思議な家庭なのですが。看護師ってそんなに収入いいんですかね・・・。
3月21日にロシアが課した日本への制裁に対する落胆と憤りをその翌日に話してたら、その生徒さん嬉々としてこう言いました・・・・
「先生、心配しないで!欧米がロシアに経済制裁かけているけど、結局経済制裁のブーメランが降りかかって自分達が困ってるじゃない!自業自得よ!私キエフに友だちがいて、その友だちは住宅の地下室暮らしなんだけど、上の階にはネオナチが占拠してて、生活を邪魔してるんだって!ひどいでしょ?私達の大統領は今、ロシアルーブルを金にくっつけようとしているの。政府はこのときのために10年も金を貯めてたんだから!そして、中国からも支援してもらって。だから私達、経済危機に陥ることなんてないの!将来生活は安泰なの!大統領は必ずやるわ、だってお母さんの給料だってちゃんと歩合よく払ってくれているし。数年先になるけど、日本語能力試験N5とN4に合格して、日本に語学留学するんだ!大統領は永遠!偉いわ!キャッキャッ!そうそう、先生がいつも作っている日本料理のレシピがあったら、教えて!」
私、怒りでポケットに隠していた右手を握り拳にして震わせてました。
憎悪を恐怖と吐き気が一挙に押し寄せてきたって感じ、お分りになりますか?
ウクライナの極右(ネオナチ)はもともと数自体は大したことなかったんだけど、ロシアの侵攻によって、極右もロシアに歴史的嫌悪感がある人も、そうでない普通の人も「祖国を守るために」一致団結してしまったんだゾ(まあ戒厳令で健康な成人男性は参戦しなければならなくなった背景もあるけれど)。今はもう、ネオナチでも何でもなくなったんだゾ。
まあ、こんなに強烈に洗脳されてしまっている生徒さんに突っかかっていても埒があかないし、私も忙しいのでほうっておきますが。
まあまた何かそのようなことを話しても、授業時間もそんなに長くないし頑張って作り笑顔して聞いて、こちらに垂れ流そうと思います。
「こんな生徒に教えなければいいじゃない?」
なんて思われる読者の方もいると思いますが、紙になるお金でもたくさんあればあるほどまだマシだし、まあ金払いもいいんでとりあえず稼いでいます。ふんだくれるだけふんだくりましょう。そして彼女がN5とN4合格して日本に行ったら、街のあちこちで『教育的指導』をよろしくお願い致しますね。ウクライナで生活を奪われ亡くなり苦しみ続けている国民をよそに、将来生活安泰だの虫のいいことを言って浮かれていて、いいわけがないだろ。
ーーーー
さて、そんな彼女が言っていた
「ロシアルーブルを金にくっつけようとしている」「政府はこのときのために10年も金を貯めてた」「中国からも支援」
というキーワードについて。
1)「ロシアルーブルを金にくっつけようとしている」
情報源:https://svpressa.ru/economy/article/329788/
3月30日付のニュース記事でルーブルを金に固定したとありました。これにより、6月いっぱいまでルーブルは安定し、秋までは米ドルレート追従しなくてもいいそうですが、その後は崩壊の可能性ありとのこと。
2)「政府はこのときのために10年も金を貯めてた」
情報源:https://www.rbc.ru/finances/25/03/2022/623de9d29a794782982202c9
https://svpressa.ru/economy/article/148754/
https://news.yahoo.co.jp/articles/80abe4580e0fd2c5b01271634514f670855b3aae
2014年のウクライナ内戦勃発の時から、ということでしょうか。2016年の記事でも、中国元と露ルーブルを金に固定して米ドルを下落させる企てがあることを伝えていました。今ロシア中央銀行は、さらに各銀行から5000ルーブルで金を買い付けています。また3月28日の記事によると、露大統領の戦争で「金」が最高値を更新しています。戦争で侵略し続け、そのドサクサで米国中心の金融システムを崩壊させる気です。
3)「中国からも支援」
情報源:https://news.yahoo.co.jp/articles/e020cc9d443e01300134831de87f2332b17e1a7f
これは2月の北京オリンピック開催日の首脳会議、そして3月30日に中ロ外相会議の発表でもあったように、「米国支配に変わる新秩序を形成するために、両国足並みを揃え協力していく」とのことなので、今後は中国にも厳しくしていかねばならない、ということになりますね。
反戦運動に参加して拘束されないか案じている生徒もいたり。
ソ連時代に戻るんだったら御の字で、その時代に戻りたいとか言っている生徒もいたり。
私が個人授業で受け持っている20代後半の生徒さんがいます。その生徒さんはほぼプーで看護師の母親の収入だけで暮らしていて、週に3回も日本語の授業を入れるという、まあ不思議な家庭なのですが。看護師ってそんなに収入いいんですかね・・・。
3月21日にロシアが課した日本への制裁に対する落胆と憤りをその翌日に話してたら、その生徒さん嬉々としてこう言いました・・・・
「先生、心配しないで!欧米がロシアに経済制裁かけているけど、結局経済制裁のブーメランが降りかかって自分達が困ってるじゃない!自業自得よ!私キエフに友だちがいて、その友だちは住宅の地下室暮らしなんだけど、上の階にはネオナチが占拠してて、生活を邪魔してるんだって!ひどいでしょ?私達の大統領は今、ロシアルーブルを金にくっつけようとしているの。政府はこのときのために10年も金を貯めてたんだから!そして、中国からも支援してもらって。だから私達、経済危機に陥ることなんてないの!将来生活は安泰なの!大統領は必ずやるわ、だってお母さんの給料だってちゃんと歩合よく払ってくれているし。数年先になるけど、日本語能力試験N5とN4に合格して、日本に語学留学するんだ!大統領は永遠!偉いわ!キャッキャッ!そうそう、先生がいつも作っている日本料理のレシピがあったら、教えて!」
私、怒りでポケットに隠していた右手を握り拳にして震わせてました。
憎悪を恐怖と吐き気が一挙に押し寄せてきたって感じ、お分りになりますか?
ウクライナの極右(ネオナチ)はもともと数自体は大したことなかったんだけど、ロシアの侵攻によって、極右もロシアに歴史的嫌悪感がある人も、そうでない普通の人も「祖国を守るために」一致団結してしまったんだゾ(まあ戒厳令で健康な成人男性は参戦しなければならなくなった背景もあるけれど)。今はもう、ネオナチでも何でもなくなったんだゾ。
まあ、こんなに強烈に洗脳されてしまっている生徒さんに突っかかっていても埒があかないし、私も忙しいのでほうっておきますが。
まあまた何かそのようなことを話しても、授業時間もそんなに長くないし頑張って作り笑顔して聞いて、こちらに垂れ流そうと思います。
「こんな生徒に教えなければいいじゃない?」
なんて思われる読者の方もいると思いますが、紙になるお金でもたくさんあればあるほどまだマシだし、まあ金払いもいいんでとりあえず稼いでいます。ふんだくれるだけふんだくりましょう。そして彼女がN5とN4合格して日本に行ったら、街のあちこちで『教育的指導』をよろしくお願い致しますね。ウクライナで生活を奪われ亡くなり苦しみ続けている国民をよそに、将来生活安泰だの虫のいいことを言って浮かれていて、いいわけがないだろ。
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さて、そんな彼女が言っていた
「ロシアルーブルを金にくっつけようとしている」「政府はこのときのために10年も金を貯めてた」「中国からも支援」
というキーワードについて。
1)「ロシアルーブルを金にくっつけようとしている」
情報源:https://svpressa.ru/economy/article/329788/
3月30日付のニュース記事でルーブルを金に固定したとありました。これにより、6月いっぱいまでルーブルは安定し、秋までは米ドルレート追従しなくてもいいそうですが、その後は崩壊の可能性ありとのこと。
2)「政府はこのときのために10年も金を貯めてた」
情報源:https://www.rbc.ru/finances/25/03/2022/623de9d29a794782982202c9
https://svpressa.ru/economy/article/148754/
https://news.yahoo.co.jp/articles/80abe4580e0fd2c5b01271634514f670855b3aae
2014年のウクライナ内戦勃発の時から、ということでしょうか。2016年の記事でも、中国元と露ルーブルを金に固定して米ドルを下落させる企てがあることを伝えていました。今ロシア中央銀行は、さらに各銀行から5000ルーブルで金を買い付けています。また3月28日の記事によると、露大統領の戦争で「金」が最高値を更新しています。戦争で侵略し続け、そのドサクサで米国中心の金融システムを崩壊させる気です。
3)「中国からも支援」
情報源:https://news.yahoo.co.jp/articles/e020cc9d443e01300134831de87f2332b17e1a7f
これは2月の北京オリンピック開催日の首脳会議、そして3月30日に中ロ外相会議の発表でもあったように、「米国支配に変わる新秩序を形成するために、両国足並みを揃え協力していく」とのことなので、今後は中国にも厳しくしていかねばならない、ということになりますね。